基礎まで施した外断熱と二重通気工法で冷暖房に頼りきらない健康・快適な住まいを実現。

ある一冊の本との出会いから、「健康・快適な家とは?」を追究することになったあおいホーム。外断熱や24時間換気などの工法や設備を納得のいくまで精査し、やがてそれらを独自に組み合わせることによって、大阪の気候風土にぴったり合った理想的な住まいが完成した。そのこだわりとは、いったいどんなものだろうか。

堺技衆・堺技衆・認証番号0073 株式会社あおいホーム 代表取締役社長 橋本英樹

代表取締役社長
橋本英樹さん

株式会社あおいホーム
〒587-0043
堺市美原区青南台2-5-16
TEL 072-361-2244
創業 昭和 44年 12月
資本金 999万円
従業員 6名
http://www.aoihome.jp
住み心地体感ギャラリーを兼ねる本社屋

住み心地体感ギャラリーを兼ねる本社屋

千早赤阪村の宿泊体感ハウス
千早赤阪村の宿泊体感ハウス

屋根から基礎まで外断熱。24時間換気や樹脂サッシも。

省エネへの関心が高まる昨今、住宅においては外断熱という工法をよく耳にするようになった。ところが、壁のみ、あるいは壁と天井のみ施工するケースが多く、外断熱本来の効果を発揮している住まいは非常に少ない。そんな中、健康・快適な住まいを追求するあおいホームは、基礎を含めて建物全体に外断熱を施工。効果を最大限に引き出すために床下換気口をなくし、暖気や冷気、湿気が床下換気口から屋内に侵入するのを完全に防いでいる。さらに外側と内側に二重の通気層を設け、常に木材が呼吸できるように、隅々まで新鮮な空気が流れる24時間換気システム、熱を伝えにくい樹脂サッシ&複層ガラスも併用し、夏涼しく冬暖かく、部屋ごとの温度差のない住まいを実現している。夏場の屋根裏や2階の気温上昇、冬場のヒートショックも解消。結露、カビ、ダニが発生する心配もない。冷暖房コストを気にすることなく、吹抜け、勾配屋根、ロフトなどを設けることができるのも大きなメリットだ。かろうじて寒さの厳しい冬場のために、輻射熱で住まい全体をムラなく暖める蓄熱暖房機(一般的な住居では一軒に一台で建物全体が十分暖かくなる)を薦めている。

建築中の「SA-SHEの家」
建築中の「SA-SHEの家」

自社施工で高品質をキープ。新たな工法も柔軟に吸収。

構造体には調湿効果のある無垢材を使用している上、壁面にナナメに木材を貼ることで壁耐力もアップ。正確な構造計算を行うことで、台風や地震に耐えられる堅固な構造体であることを証明している。防虫・防腐などの薬剤を一切使わないことも、健康・快適へのこだわりのひとつだ。万一のシロアリ被害に備えて、配管を含めて基礎の外周部にはターミメッシュ工法を採用。これには1ミリ単位の高度な施工技術が必要となるため、下請けに任せることなく、確かな腕を持つ自社スタッフと専属の大工が責任を持って施工している。理想的な住まいを実現したかに見えるが、今も高感度のアンテナを駆使して新しい工法や設備を追求。本事業のきっかけとなった『「いい家」が欲しい』(創英社三省堂刊)の著作者、松井修三氏の主案する「いい家をつくる会」に参加し、さまざまな地域で健康・快適な住まいづくりに取り組む同業者とも情報を交換している。「SA―SHE(エスエイシー)の家」という同会共通のブランドもスタートさせた。「まずは宿泊体感ハウスや住み心地体感ギャラリーで、四季折々の住み心地を体感してください」と呼びかける橋本社長。エリアにこだわりたくはないが、「きめ細かなメンテナンスを考えると、どうしてもエリアは拡大できません。車で1時間30分以内に限定しています」とも。あくまでも正直に、健康・快適な家を提供する姿勢がここにも現れている。

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