顧客に最適の物流システムを開発&提案。オンラインを活かして取引先を全国に拡大。

物流メーカー関連会社でエンジニア・営業を経験した平社長が、顧客の立場に立ったものづくりをめざして起業したのは平成10年のこと。現場で培った技術力とオンラインショップを活かした機動力で、ニーズに最適の商品およびシステムを提案している。設計から始めるケース、既存の機器を組み合わせるケース、部品だけを供給するケースなど、柔軟なソリューションで全国に顧客を拡大中だ。

堺技衆・堺技衆・認証番号0036 株式会社平創機 取締役社長 平亮一

取締役社長
平亮一さん

株式会社平創機
〒591-8025
堺市北区長曽根町130番地42
さかい新事業創造センター209号室
TEL 072-258-3809
創業 平成 10年 9月
資本金 1,800万円
従業員 13名
http://www.tairaml.net
2万点もの品揃えを誇るオンラインショップ
2万点もの品揃えを誇るオンラインショップ

ハイテクとローテクの融合で物流システムの効率化を実現。

バブル景気に沸いていた頃、中小企業でもハイテクの物流システムを導入する所が多かった。ところが実際には十二分に活用されないまま、年々OSだけが進化。10年、20年前の機器については部品も製造されておらず、修理もままならない。せっかくのハイテク機器が経営の足を引っ張っているケースを、平社長は目の当たりにしてきた。決してハイテクを否定するのではないが、必要か必要でないかはニーズによるもの。そこで平社長が考えたのが、ハイテクとローテクの融合でニーズにきめ細かく対応する物流システムの構築だった。設備投資が難しい中小企業ではむしろ、ローテクの方が役立つことが多い。「自動倉庫の撤去からご提案したこともあります。動線や人員、経費を考えると、コンテナやリフトの方が効率的だと判断したんです。私たちがめざすのは、ハイテクを超えたローテクといえますね」と平社長。メーカーにこだわらず、あらゆる物流機器から最適のものを厳選して提案できるのが同社の強みといえる。

実際の現場を見て改善策を提案することも多い
実際の現場を見て改善策を提案することも多い

高い技術と豊かな知識が叶えた対面方式にこだわるネット販売。

工場・オフィス(松原市)には30~40年もの経験を持つベテランたちがおり、試作やアセンブリをはじめ、古い物流機器のリフォームやリサイズを行っている。手に入らなくなった部品があれば、ボルト一本、歯車一個でも手作り。台車一台から物流機器のリサイクル、大がかりなシステム開発まで、顧客の目線で最適の提案ができるのも、確かな技術と知識の裏付けがあるからだ。また高いエンジニアリング力をバックボーンに、日本初の物流機器専門のオンラインショップを開設。平成19年にはおおさか地域創造ファンドの助成支援を受け、自社サイトと2つの大手検索サイトで、さらに進化した「物流プロショップ」を立ち上げた。2万点に及ぶ膨大な商品ラインナップに、オンライン決済、購入履歴などを確認できるマイページなどの機能を付加し、多様な顧客ニーズに応えている。「私たちは現場改善に奔走してきましたから、現場の写真を送ってもらえば、何が必要かだいたいわかります。部品交換だけですむ場合は、商品とともに取付方法を送付します。お客様にとっても経費節減になりますからね」と平社長。最適の商品や解決策が見つかるまで、何度もやりとりすることは、決して効率的とはいえない。しかし、それが長いおつきあいへの第一歩。一社ごとに応じた文面を打ち込むひと手間も、顧客との信頼関係を深めている理由だろう。遠隔地への対応がスムーズになったことで、北海道から沖縄まで、取引先は全国に拡大。こんなインターネットを活用した先進のソリューションスタイルにも、ハイテクとローテクの巧みな融合が見て取れる。

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