日本初のシルバーカー開発から介護用品の総合メーカーに躍進。
昭和40年に乳母車の製造販売で事業を開始。お年寄りが乳母車を押して歩いていることにヒントを得て、昭和45年、日本初の高齢者向け歩行補助車(シルバーカー)を世に送り出した。現在ではシルバーカーを中心に、バスグッズ、ショッピングカート、車いす、杖なども手掛けている。高齢化社会のニーズに対応して、介護用品の総合メーカーへと進化。より良い製品開発を通じて、社会貢献を目指している。
代表取締役社長
玉田秀明さん
| 株式会社幸和製作所 | |
| 〒590-0982 堺市堺区海山町3丁159番地1 |
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| TEL | 072-238-0459 |
| 創業 | 昭和 40年 4月 |
| 資本金 | 7,900万円 |
| 従業員 | 81名 |
株式会社幸和製作所 社屋
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ベビーカーから生まれたシルバーカーの発想を実現。
お年寄りが買い物や散歩で外出する際、歩行補助に用いられるシルバーカー。ベビーカーを小さくしたような形で、荷物を入れたり、腰をかけたりもできる便利なものだ。シルバーカーがまだない頃、乳母車を歩行器代わりに押しながら歩いているお年寄りの姿を見た現会長の玉田栄一が、高齢者向け手押し車の開発に着手した。当初の製品はブレーキもなく、ただ押すだけ。その後、安全性、機能性において数々の改良を重ね、手もとで簡単に操作できるブレーキやワンタッチで折り畳める仕組みを開発してきた。製品を開発する上で最も重要視していることは、利用者の声を聞くこと。利用者の方々の声を聞く為に、商品ひとつひとつにアンケートはがきを同梱しており、商品についての良い点、悪い点についての多くの意見に耳を傾け、商品開発に大いに役立たせている。数年前まで、シルバーカー愛用者はもっぱら、おばあちゃんだったが、あるとき、開発担当者が男性を意識した製品を作ろうと思い立った。これをきっかけに生まれたのが、コンパクトタイプだ。非常に軽く(最軽量は2.95kg)、スリムな設計で、折り畳むとバスなどにも気軽に持ち込むことができる。また、扱いやすいだけでなく、十分な強度を備えている。業界では革命的な製品となり、市場シェア拡大にも繋がった。既成概念にとらわれない発想で、使い勝手の向上を目指し、用途やデザインのバリエーションも着実に増やしている。買い物用、散歩用、旅行用と使い分けているお年寄りも多いそうだ。
バスグッズやショッピングカートも充実させ、介護用品の総合メーカーへ!
主力商品であるシルバーカーのほかにも、力を注いでいる商品がある。用具としてのイメージを払拭した浴槽品シリーズでは、シャワーチェアー、浴槽台、浴槽手すり、介助ベルト、洗面台、浴槽ボード、バスマット等様々な新商品の提案をしている。また、ショッピングカートでは、持ち手の角度が調整できることにより、車体が足に当たるわずらわしさを解消した特許取得商品などがある。同社は、企画開発力とともに、品質にも自信を持っている。中国に生産拠点を置くが、日本人スタッフが常駐し、徹底した品質管理に当たっている。どの製品も安全性が第一。万全の体制で高品質の保持に努めているという。シルバーカー、バスグッズ、ショッピングカート等、それぞれ便利な工夫がされ、完成度は十分のように思えるが、「デザイン面、使用目的の広がりなど、研究開発の余地はまだまだある」と玉田秀明社長。ユーザーの声に耳を傾け、新しい製品開発に活かしたいと話す。今後さらに、介護用品の分野に積極的に取り組み、事業を広げたいとしている。

