堺が世界に誇る国際企業。技術力で他の追随を許さない自転車部品のトップメーカー。
世界に冠たる自転車部品のトップメーカーである。現在、自転車部品・釣具の2分野を中心に事業を展開している。日本を含め、22の国と地域に36の事業所を持つ。生産拠点は7ヶ国12工場。まさに堺生まれの国際企業だ。創業当初から世界を視野に入れて躍進を続けてきた。技術に技術を積み重ね、すばらしい製品を次々と世に送り出している。
代表取締役社長
島野容三さん
| 株式会社シマノ | |
| 〒590-8577 堺市堺区老松町3丁77番地 |
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| TEL | 072-223-3210 |
| 創業 | 大正 10年 |
| 資本金 | 3,560,000万円 |
| 従業員 | 9507名 |
株式会社シマノ 社屋
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| ロードレース用フラグシップモデル(Dura-Ace) |
冷間鍛造技術の確立で高精度・高品質な部品の大量生産が可能に。
シマノの出発点は、大正10年創業の島野鉄工所である。高い製造技術を必要とするフリー・ホイールの生産を開始。その後、変速機の生産に着手し、昭和30年代になって、冷間鍛造技術の研究を始めた。冷間鍛造とは、常温で鍛造すること。通常、鍛造は熱して行う温間あるいは熱間鍛造が一般的だが、熱によって素材がもろくなったり、時間がかかるという短所がある。冷間鍛造は、金属の性質を変えず、短時間で行える。自転車部品のように精度の高いものを大量生産するのに適しているのだ。同社はこの冷間鍛造技術を確立。精密な自転車部品の量産体制を築いたことが、発展の基礎となった。
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システムコンポーネンツの概念をいち早く導入。部品の性能をトータルにレベルアップ。
自転車部品にシステムコンポーネンツの考え方をいち早く取り入れたのはシマノである。それまで、チェーン、ブレーキ、変速機、ギアといったさまざまなパーツは、別々の会社で作られていた。それらをトータルに開発することによって、それぞれの性能をレベルアップさせた。操作性に徹した技術開発が同社の強みにほかならない。たとえば、一度のレバー操作で正確に変速できるようにした位置決め機構、ペダルを踏まなくても前ギアがフリー回転してギアチェンジできるフロントドライブシステム、ハンドルから手を離さずに変速できるデュアルコントロールレバーなど、走りを知り尽くしたシマノの技術力が自転車の走行性能を飛躍的に高めてきたといえるだろう。世界的なロードレースであるツール・ド・フランスで7年連続総合優勝を果たしたプロ選手の自転車に、シマノの部品が使われていたことも、高性能の証だ。技術と感性を融合させ、次代の文化を創造。同社は、もう一つの主要部門である釣具事業でも、研究を重ね、基本性能の向上、新機能の開発に努めている。次世代のデジタルコントロールブレーキシステムは、糸を送り出す回転を最適なものにし、ルアーの飛距離を大きく延ばすことができる。こうした機能開発は、単に釣果を上げるためではなく、純粋に釣りを楽しむため、釣り人の感性に届く性能アップであると同社は考えている。当然、同じことは自転車にもいえる。走行性能を高めることによって、誰もが快適に走れる製品を生み出す。技術と感性の融合。そこから新しい自転車文化の創造を目指して、同社の挑戦は続く。


