自動車の構造用接着剤、住宅の外壁用シーリング材、現場の声を活かした研究・開発で業界をリード。
防水・接着を目的とするシール材を生産し、主に自動車産業、住宅産業に向けて販売。特に住宅の外壁用シーリング材(1成分形変成シリコーン)では、国内で36%以上のトップシェアを占める。「創意工夫に満ち、安心できる製品を」という方針どおり、絶えず新技術の開発に投資し、業界を先鞭する企業として成長を続けている。
代表取締役社長
谷口和彦さん
| サンライズMSI株式会社 | |
| 〒592-8334 堺市西区浜寺石津町中1丁4番7号 |
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| TEL | 072-244-7500 |
| 創業 | 昭和 42年 11月 |
| 資本金 | 31,516万円 |
| 従業員 | 100名 |
| http://www.sunrisemsi.co.jp | |
サンライズMSI株式会社 社屋
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国産初の技術を次々と自動車産業に提供。
会社設立当初に手掛けたのは、自動車用の接着剤だった。鉄板溶接によって自動車が組み立てられていた当時、熱で硬化する国産初の接着剤を開発。スポット溶接の点数を減らすだけでなく、面での接着により応力を分散させ、カーブなどでの車体のねじれが抑えられるように。まずはマツダに採用され、以後、自動車業界の主流となっていく。平成4年には、本田技研と共同開発した構造用接着剤で科学技術庁長官賞を受賞している。自動車用接着剤における同社の国内シェアは群を抜いているが、決して満足はしていない。環境に優しい自動車に貢献する、新たな接着剤の研究・開発にもすでに取り組んでいる。関連のコニシ株式会社で長年研究に携わり、平成20年にサンライズMSI株式会社の代表取締役に就任した谷口社長は、「CO2削減には車体の軽量化が不可欠です。同時に耐久性が要求されるため、接着剤の担うべき役割は重大。クルマの将来像を考えれば、次世代型接着剤の研究は急務です」と語る。
住宅分野のシェアはNO1。世界に先駆する技術で世界へ。
事業のもう1本の柱である住宅産業分野でも、同社は画期的な技術を開発、実用化している。それがサイディングボード用の1液シーリング材だ。2液を混合する従来のシーリング材では、職人によって混ぜ方が異なり、そのため硬化不良や色ムラが起きやすい。1液シーリング材なら現場で混ぜる必要がなく、品質の安定化と作業の効率化が図れる。耐候性・耐久性にも優れており、昨今のニーズである住宅の15年保証にも対応。外壁の色に応じた約750色のラインナップ、扱いやすい容器も高い評価を得ている。現在、約1500店もの施工店に直接販売している他、大手ハウスメーカーの指定を受けており、シェアは戸建て住宅の36%以上。今後は、30年間の耐久性に対応できる製品開発を進めていくという。光学分野でも、世界に先駆けて紫外線硬化接着剤フォトボンドを実用化。フォトボンドは光で固まるため、紫外線を通すガラスやアクリル樹脂、デジタルカメラのフィルターなどの接着に使用されている。IT業界への拡大など、可能性の高い分野といえるだろう。同社の勢いは国内にとどまらない。中国においては工場および販社(科昵西上海)を拠点に、海外戦略も着々と進められている。「円高で厳しい状況ではありますが、需要がある限り、拡大すると思っています。うちは現場に密着した営業が強み。だからこそ、ニーズに応じた製品開発ができる。今後はCSRについても他社をリードする会社になりたいですね」と谷口社長。新たな取り組みにも期待がかかる。

