見えないところで都市生活を支えるコンクリート製品の型枠を製作。
コンクリートの型枠、橋梁、水門、歩道橋、鉄塔などを製作。なかでも、地下鉄、下水道、共同溝などさまざまな都市地下シールドトンネルに用いられるコンクリートセグメントの型枠作りに優れた技術とノウハウを持つ。型枠に求められる精度は、非常に厳しく1/100ミリ単位。こうした型枠を製作できるのは、国内で数社足らずだという。
代表取締役社長
藤田憲一さん
| 高砂建材工業株式会社 | |
| 〒593-8311 堺市西区上630-54 |
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| TEL | 072-273-2060 |
| 創業 | 平成元年 11月 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 従業員 | 20名 |
| http://takasago-kenzai.main.jp | |
高砂建材工業株式会社 作業所外観
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| コンクリートセグメント型枠 |
優れた技術力とノウハウ、熟練の技が生む高い精度。
平成元年に高砂金属工業株式会社より独立し、各種鉄鋼加工製造を開始した。コンクリートセグメント型枠製造を主力事業としている。一般に我々が目にするものではないが、地下鉄や下水道、地下のパイプラインなどに用いられるコンクリート製品のための型枠で、1/100ミリ単位という非常に高い精度を要求されるものである。これには当然、高度な技術力と極めて専門的なノウハウを要する。それに加えて、長年の経験と勘が生む熟練工の技がなくてはならないという。小さな製品の金型の精度は、それを作る機械の精度である程度決まってくる。しかし、同社が作る金型は、コンクリート管として完成したときの口径が大きいもので約12m、小さいものでも2mほどになる。製品が大きく、パーツが多いことから、人の手による技術が精密さを決定付けるのだ。同社では、型枠の設計から製造まで一貫して自社で行っている。1リングのシールドトンネルを作るのに、パーツは大きく5つから6つに分割されており、それぞれにボルト穴やシール材やコーキング材の溝など多くの細かい加工が施される。最終的にパーツを組み立てる際にも、たいへんな技が必要だ。「組み合わせる微妙な手加減、溶接量をどれくらいするかなど、まさに職人技。マニュアルも作れない」と藤田社長。同社には、独立以前から継続勤務する技術者がおり、その経験が十分に生かされている。「この技を若い世代にしっかりと受け継いでもらいたい」と期待をかける。
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公共事業メインとしながら、今後は民間企業向けにも。
現在、同社が手がける製品は、コンクリートセグメント型枠にしても橋梁や水門にしても、ほとんどが公共事業の受注である。今後は、一般企業向けの設備関連にも事業を広げていきたい意向だ。そのための設備投資としてグループ会社、高砂機械工業株式会社(阪南市)に既設のプレーナー2台に加えて新しく大型五面加工機を導入し、それに加えて大型機中ぐりフライス盤も導入する。それによりあらゆる機械加工が可能になる。「これは、自動車の金型も作れるような機械。今以上に細密な金型が削れるようになれば、鉄鋼関係の民間企業との窓口も広がっていくだろうし、この設備とノウハウを生かして、自社ブランド、自社製品を開発したい」と藤田社長は抱負を語る。「堺技衆」の認証申請をしたのは、純粋に「自社の技術力を知ってもらえたら」との思いからだった。認証を受けたことで、社外的には、精度の高いものを作っていると再認識してもらえたという。また、社内でもモチベーションの向上につながっている。創業者はじめ従業員の多くが堺市民であり、地域に貢献する事をモットーに、さらなる飛躍をめざしている。


