世界が認めた、堺の伝統技術。ユーザーに育まれたこだわりの鋏。。
ハサミ一筋に100年の歴史を持ち、その品質は国内外で高い評価を得ている。年間数回は国内、海外の見本市に出展し、刃物の本場ヨーロッパでも「近正のハサミに代わるハサミはない」とまで言われている。果樹園芸・花用・クラフト用など80種類以上の製品は、すべてオリジナル。使い手の声を吸い上げた物づくりに徹している。。
代表取締役社長
和田祥一さん
| 株式会社近正 | |
| 〒592-8352 堺市西区築港浜寺西町2番地 |
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| TEL | 072-268-0118 |
| 創業 | 明治 43年 4月 |
| 資本金 | 2,300万円 |
| 従業員 | 29名 |
| http://www.chikamasa.co.jp | |
株式会社近正 社屋
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| ウルトラロッソ MF-8000R |
ユーザーの声を反映した「近正」らしい物づくり。。
近正のハサミは、そのすべてがオリジナル製品だ。しかも分業生産が多くを占める刃物業界にあって、製造の8割以上を自社で行っている。内作率が高く、一貫した品質管理ができるのも、高い評価の所以であろう。ハサミにかけて確かな技術と実績を持つ近正が、もう一つこだわるのは、使い手の声だ。「ユーザーにとって大切なのは、使い勝手。製造する我々が作り勝手のいいものばかり作っていても意味がない」と和田社長は語る。そこで、メーカーである近正が直接、エンドユーザーの声を聞くために、全国を歩き回って情報収集を行っている。また、ユーザーとのコミュニケーションを図ろうと、ホームページ上に「合点倶楽部」を設けた。会員数は1万人にのぼる。使い手の意見や要望を受けると同時に、近正からは開発商品の情報提供などを行っている。ここ数年の新製品は、すべてユーザーの声を反映してできたものだという。例えば、生花店などで使われるプロ仕様の花鋏は、花の茎をつぶさないように切ることができる。超軽量で、長時間使用しても疲れにくい。替刃方式を採用し、経済性も考慮した。「新しい用途、改良点などは、使い手のお客様がいちばんよくご存じです」と和田社長。根気強いリサーチの成果は、売り上げの伸びに直結しているようだ。。
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| ウルトラロッソ PS-7 |
伝統の職人技に加え、独自の設備で自動化を推進。。
伝承の技には自信がある。鋼を鍛え上げ、研ぎ、合わせ、調子を整える。どの作業も熟練の技術を要するものだ。あくまでも、その“技”を土台としながら、製造工程の自動化を進めている。「昔のように1種類で数十万丁のハサミを生産することはありません。これからは、ますます少ロット多品種に対応していかなければ。そのためには、自動化が不可欠」と和田社長は意気込みを見せる。センサー制御の技術を駆使した自動ラインは、独自で設計開発した。近正の製品には、近正のための設備が必要なのだ。現在、熱処理と研磨の工程で自動化を実現している。さらに、ラインを増やす予定だという。しかし、どれだけ自動化を進めても、人の手、人の目を必要とする技術に妥協はない。微妙な刃先のすき間調整など、長年の経験と技術を要する作業には、職人技が光る。受け継がれてきた人の技と、新たに開発された自動化技術の融合。そこから、近正にしかない製品が生み出されている。。


