最新鋭の機械と技術者の経験が融合し、不可能を可能にした金属の精密加工技術。

創業以来46年間、金属の精密加工技術で躍進し続けてきた山内鉄工。高い技術力で早くから頭角を現し、今日に至るまで、大手メーカーと直接取引を行ってきた。取引先の難度の高い要望に対しても、努力を怠らず確実に応えてきたことも、信頼と信用につながっている。

堺技衆・堺技衆・認証番号0001 山内鉄工株式会社 代表取締役社長 山内武

代表取締役社長
山内武さん

山内鉄工株式会社
〒593-8324
堺市西区鳳東町6丁624-7
TEL 072-274-0728
創業 昭和 38年 10月
資本金 1,000万円
従業員 30名
http://www.yamauchiiron.co.jp
山内鉄工株式会社 社屋

山内鉄工株式会社 社屋

切削ピットやダイヤモンド工具及び穴開けドリルのボディ等
切削ピットやダイヤモンド工具及び穴開けドリルのボディ等

ダイヤモンド工具など高精度の製品を大手に供給。

ダイヤモンド工具の金型製作からスタートし、金属の精密加工技術を磨き、積極的に技術力向上に取り組んできた山内鉄工株式会社。取引先には、工作機械や機械部品をはじめとする大手メーカーが名を連ねる。『堺技衆』の話を耳にした際は、「認証を受けるのなら一番で」と、始業前の堺商工会議所へと出向いた。海外へ日本の技術が流出している昨今、「うちには、海外の工場では真似のできない技術がある」と自負していただけに、『堺技衆』は高い技術力の証明となると考えたからだ。<BR>
 山内鉄工では現在、建築土木や半導体、電子部品用のダイヤモンド工具(ホイール・切削工具)のボディをはじめ、半導体検査装置の躯体、工作機械や精密機器の部品など、幅広い分野に製品を供給している。どの製品も、高い技術力を要するものばかりだという。「例えば、半導体製造装置や基板検査装置のプラットフォーム。超精密な半導体や基板について、接着が正常かどうかを検査するわけですから、0.01~0.005mmの極めてシビアな平滑精度が要求されます。これに当社の技術が採用されているんです」と山内社長。また小さなダイヤモンド切削バイトや穴開けドリルなどに、長さ3~4cmの細長い金属に約1mmの穴を開ける精緻な技術にも長けている。

海外流出できない自社固有の「技術で生きていきたい」。

鉄、アルミ、ステンレス、合金など、取り扱う金属も多岐にわたっている。5面同時に高精度で加工できる最新鋭の5面加工機をはじめ、最新鋭の機械設備を有しているものの、素材に応じた切削チップの選択や切削速度の調整は、技術者の経験と勘に頼る部分が大きい。この道20年以上のベテランたちの「職人技」も、「海外に流出しない技術」と胸を張る所以だ。メーカーが依頼してくる不可能と思われる加工を、「職人技」で可能にしたケースも多い。ここ最近、製造が追いつかないほど急速に伸びている製品がある。半導体基板のROMなどの接続面を検査する半導体検査装置の躯体だ。鉄の角材を切断して溶接、樹脂のカバーやコンピュータ用の目地穴を開けていくのだが、仕上がった製品は、溶接部分がわからないほど金属同士が一体化している。切削や研磨に加え、溶接技術も「職人技」のひとつだという。創業以来、信頼と信用を第一に取引先の要望に応え、順調に業績を上げてきた山内鉄工株式会社だが、将来に向けて課題がないわけではない。それは、「職人技」を継承する若い技術者が少ないことだ。「山内鉄工にしかできないプレミアムのあるもの、アドバンテージのあるものを」実現するためにも、「職人技」を次の世代へ継承し、さらに磨くことが重要だ。山内社長は、「技術で生きていきたい」と強い決意で締めくくった。

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